風水の基本
風水の種類
風水は大きく分けると
- 「地理風水」
- 「陰宅風水」
- 「陽宅風水」
の3つがあり、それぞれに多くの流派に分かれ鑑定法もそれぞれ。
流派によって違いがあると思いますが、今回は風水を利用するための基本の情報になります。
龍脈と龍穴
風水では、大地に流れているエネルギーを【龍脈】といい、龍脈からエネルギーが噴き出してる場所を【龍穴】という。
龍穴と言われる場所に建物や墓を立てたり、町の作り方そのものをエネルギーが集まるように建築していく。
良いエネルギーを沢山取り入れて、悪いエネルギーを排出、中和できるシステムが風水です。
規模が大きくても小さくても基本は同じ考え方です。
分かり易く考えると
- 地球→発電所
- 龍脈→電柱・電線
- 龍穴→コンセント
- 風水(開運)アイテム→家電製品
使う電気(ボルト・アンペア・ワット)が大きければ国。
小さければ墓や家。
もっと小さいと個人の部屋につかう電気の消費量に当たると考えてください。
通常は風水は自然と、不自然の調和の上に成り立っています。
自然とは水・山・海・木・川などの自然物で、不自然は人間が作った建築など。
ただし、人が作ったものでも、作り手の魂がこもったものや、長い年月が経過したもの、人々の想いが集まる場所などは自然物に近い場所となります。
地理風水(ちりふうすい)
風水の原型はここから始まったとされています。
国家や都市を作るときに使われ、皇帝の命を受け風水師たちが、末永く国家が発展していくように使われた風水が【地理風水】です。
最近22年ぶりにシンガポールに足を運び、風水に基づいた都市づくりを目の当たりにしてきましたのでご紹介します。
※シンガポールの風水師さんとの風水の話をについての話を書いたブログになります。
隠宅風水(いんたくふうすい)
風水から見た魂を安置するために最もふさわしい場所を探し、先祖を手厚く埋葬することで、子孫繁栄していくとの考えから生まれた風水。
日本本島では霊園やお寺などに埋葬することが多く、場所を選ぶ風習がないことと、昨今は火葬になり土葬がなくなった為使う機会が無くなった。
日本本島では陰宅風水はほとんど使われていないが、沖縄や奄美地方では今でも陰宅風水によってお墓を作ったりすることもあります。
※次のサブタイトルの沖縄の風水(琉球風水)でご紹介します。
陽宅風水
住宅・店舗・オフィスなどに良いエネルギーが集まるように、インテリアや風水アイテムなどを使い改善するための風水。
より良い風水環境を望む場合は,建築前から部屋の配置などを決めるのが望ましい。
現在よく目にする風水の多くは陽宅風水をさす。
恋愛運や金運を上げるのもこの陽宅風水を使う。
沖縄でも家を新築する際に、風水を使って建築設計する会社も多い。
チュチュでも、家を新築する際の吉方位や風水鑑定を依頼され、何度も現地に足を運び設計にも関わります。
沖縄で新築をするときの風水は【風水】と【琉球風水】のどちらが正解か?についてのブログはこちらになります。
沖縄の風水(琉球風水)
ただし沖縄は例外と言える。
墓そのものの作りを見ても内地の墓とは大きく異なっています。
沖縄は琉球王国時代から中国大陸との貿易が盛んで、文化も影響を受けている部分が多かったのでしょう。
風水も独自の発展を遂げていて【琉球風水】と言われる沖縄で発展した風水が根付いています。
今でもユタ(沖縄のシャーマン・占い師に当たる存在)が、琉球風水を用いて家相のアドバイスをすることも多い。
琉球王国時代は【風水師(ふーしーみー)】と呼ばれる。
風水を専門に扱う存在がいて街づくりや政治の中枢にも大きな影響を持っていました。
現在でも風水師(ふーしーみー)は存在するのですが、専門に風水を扱う風水師はかなり少なくなっています。
琉球王朝時代のふーしーみーの権力は大きく、琉球王国の歴史を動かしていたという文献も多く残されています。
ウチナーンチュはご存知だと思いますが、沖縄では陰宅風水を使い、ご先祖様を手厚く埋葬する文化があります。
これは私が住んでいるうるま市に昔から住んでいる人や、友達のオバーから聞いた話なのです。
沖縄は墓を建てる時には、ユタや風水師(ふーしーみー)に相談をして、お墓を建てる土地を決めて墓を建てるとのことです。
昔の沖縄では近所や知り合いの土地、もしくは誰の土地かわからない場所に
「ここに墓を立てなさい!」
と言われるとその場所に、お墓を建てていい的な暗黙のルールがあったらしいです。
沖縄の墓
そういえば散歩してると海のがけだったり、公園の中にもお墓があったりするよね!
沖縄は昔からご先祖様を大切にする風習があるのは、それだけ陰宅風水の影響が大きいってことだね。
沖縄のお墓で変わった形をしているお墓があるのは分かる?
わかる!!
お墓の前でパーティーしてたよね!
いーな~ピースもパーティーしたいな~
ピース(^^;)しーみーのことだね。
あれはパーティーじゃないよ。
ご先祖様の供養の行事だよ。
まぁパーティーの話は置いておいて、あの変わったお墓のことを「亀甲墓」っていうんだ。
亀のお墓なの?
話が進まないな~(笑)亀のお墓じゃないよ。
読み方も2つあって地域によって違うみたいで「きっこうばか」とか「かめこうばか」というらしい。
見た目が亀の甲羅の様な形をしてるのと、風水的に見て亀は長寿や縁起物の象徴。
だから名付けられたという説があるんだ。
変わった形は実は、女の人の子宮の形をしているともいわれてて「母から生まれ亡き後も母に帰る」という「母体回帰」という考えからという説もあるよ。
次は風水がどのように吉凶を判断したり、方向性を決めるかの基本の技術に当たる部分の説明をしていきます。
陰陽五行説
陰陽説
「良い」「悪い」という両極端な分けかたでなく「光」と「影」や「生」と「死」などの、物事を全体でとらえた考え方。
どちらにも側面があり、2つがあるからこそバランスが保たれるという発想。
自然との調和が風水の基本なので、風水師や占い師は偏った見方ではなく、全体を見渡せる視野の広さも必要とされます。
視野を広く保つためのメンタルコントロールと、豊富な知識が必要。
良い風水師の条件な当たるものになります。
五行説
五行とは世の中のすべては【火・土・金・水・木】の5つの属性に当たる性質があるとされています。
- 火→燃える・勢い・盛んな
- 土→万物の育成・土へ返す・回帰
- 金→硬さ・堅実・確実
- 水→変化をする・定まらない・流れ
- 木→成長・進歩・安心
判別がつきにくいものも多く、全ての材質の属性を見極められるかも風水師の能力と言える。
五行には相性があって相性がいい関係を「相性(そうしょう)」
相性の悪い関係を「相克(そうこく)」と言います。
相性・相克の関係
相性(そうしょう)
- 火が燃えると→土になる
- 大地から→金が生まれる
- 金が冷えると→水が生じる
- 水は→樹木を育てる
- 木が燃えると→火が生じる
隣の属性を作ったり助け合う関係で、風水では隣同士の属性のものをセットで使うと
進化・発展・運気アップする関係とされる。
相克(そうこく)
- 火は→金属を溶かす
- 金属は→木を切り倒す
- 木は→土の養分を吸い取る
- 土は→水を吸収する
- 水は→火を消す
風水ではひとつ飛ばしの関係は、お互いに力を出せ無くしたり、運気を悪くする関係とされています。
方位
気付いた方もいると思いますが、先程の相性・相克の絵でもわかる通り、絵の才能を持ち合わせていません(笑)
一応絵で説明しようと思ったのですが、あまりにも独創的な絵になってしまったので、そんな絵を出す勇気がありません。
綺麗にまとめてあるサイトを発見しました(^^;)
下のサイトになります。先程の五行説と方位の関係が分かり易く参考になるサイト様だと思います。
本命掛(ほんめいか)
風水では人の生まれ年、性別により、人それぞれの吉方位・凶方位が異なります。
人それぞれの吉方位を知ることで、どこの方角に何を置くと運気が上がる!とか。
どっちの方角に引っ越すと運気が開ける!とか。
勉強や仕事はどっちの方角の部屋がいい!とかを占っていきます。
重ね重ねで申し訳ありませんが、絵の才能のこともあり、今度は方位の調べ方が分かり易く乗っているサイトを探しましたm(_ _)m
こちらのサイトになりますのでご参考にどうぞです。【赤羽八幡神社様のホームページ】
以前のブログ、風水を使った金運をアップの記事もご一緒にどうぞ。⇩⇩⇩
以上、沖縄占いチュチュの「琉球王国にわたった風水と基礎風水」でした。