よくある会話
なんで約束したのに早く帰ってこないの!
仕事(友達)の用事だから仕方ないじゃん!
そういえば「仕方ない!」っていうと思う?
何回目だと思ってるの!
実際仕方ないじゃん
あーもううるさい、黙ってて
実際似たような言い争いを経験した人も多いんじゃないですかね~
どっちが間違ってて、どっちが正しいかの言い争いになりがちなこの会話。
ハッキリさせたとしても、なんかぎくしゃくしたり・・・
結局あやふやなんですよね~
話し合って結論を出したつもりでも、相手の心に刺さってないから同じことを繰り返す・・・
さらなる言い争いへ発展・・・みたいな
今日は相手に分かってもらえるように、更に態度も変わってもらえるようにするためのコミュニケーションのお話です。
相手の態度を変えるには
相手の態度を変えるには、相手に変わってもらうことを期待してはいけません!
まずは自分が出来る事を知ることからスタートです。
相手の態度を変えるため【自分にできる事】は2つあります。
一つは【伝え方】の工夫をすること。
もう一つは【考え方】を変える事です。
まずは、相手に伝える言葉のチョイスや例文を見てみましょう。
伝え方を変える
このブログの冒頭の会話で、いきなりのケンカ腰の言葉からスタートしてますよね。
その時点で相手も戦闘モードや防御モードのスイッチを押してしまいます。
その後は会話のキャッチボールではなく、ドッチボールのような会話になる。
「なんで早く帰ってこないんだ!おりゃ」
「仕事だから仕方ないだろ!この!!」みたいな(^^;)
戦いから生まれる対話では、自分の気持ちをきちんと伝えられませんし相手の態度を変えることはできません。
伝え方を変える一番のポイントは・・・
話し出しを工夫する
話し出しを工夫すればケンカの確率は激減するんです。
例えば、今日は早く帰ってくる約束をしていたのに、帰りが遅かった・・・
よくあるシチュエーションですね。
本当に仕事で遅かった場合もあるし、約束を忘れて遅くなった場合もあると思います。
本当に仕事で遅くなった人にも、約束を忘れていた場合も、相手に言い分を話せる余裕は与えてあげましょう。
極力優しく、こう話し出しましょう!
「今日、約束してたの覚えてる?」
この質問だと、言い訳の前に約束を覚えていたかどうか?がハッキリさせることが出来ます。
「覚えてる」でも「忘れてた」でも、答えはどちらでもいいんです。
【遅れた】という事実を認めさせることで【相手が自分から反省する余裕】を与えられるからです。
言い訳をさせる事から話し出させると、相手も反省しにくくなります。
間違っても「なんで遅かったの?」とか「仕事で遅かったの?」から話し出さないでおきましょうね!
相手の態度を変えるには、反省してもらえるか!がポイントです。
そして、もう一つ!
戦闘モードにさせない
自分に非がある場合、相手は鎧を着て剣を持ってると思いましょう!
戦闘モードになってしまうと話し合いではなくなってしまいます。
言い訳から話し出させると、相手の気持ちは戦闘モードになりやすいので、ベストは「今日、約束してたの覚えてる?」なのです。
第一声で、ケンカが多くなるか!話し合いが出来る人たちになるか!が変わります。
言い訳もシッカリ聞いてください。
言い訳に対して否定をすると、また戦闘モードになってしまうかもしれません。
大切なのは【約束を守ってもらう事】です。
言い訳をしっかり聞いたうえでこう言いましょう。
「そっか、じゃあ仕方ないけど、、、仕方ないのわかるから我慢する」と言ってみましょう。
まずここからケンカに発展はしにくいですし、主張もしっかりできています。
もしこれからでも発展する場合は、今回のことに原因があるというよりは、それ以前の積み重ねに原因があります。
それでも今回のような伝え方の小さな積み重ねが、相手からの印象を良くしてくれるので諦めずに頑張りましょうね!
考え方を変える
- なんで早く帰ってこないの→早く帰ってもらうには
- なんで約束守らんの!→約束を分かってもらうには
- なんでイヤなことするの!→自分の嫌なことを分かってもらうには
きづきました?
「なんで」から「もらうには」に変える事が大切なんです。
騙されたと思って、しばらくこの切替えを実践してみましょう!
何故考え方を変えなければいけないか?
それは、我慢したり妥協したりを繰り返していくと、ストレスがたまります。
ストレスがたまりすぎると、気持ちに余裕がなくなります。
気持ちに余裕がないと、相手の言葉に敏感になりすぎたり、感情的になったりしやすくなります。
考え方を切り替える一番の理由は・・・
自分に余裕を持てる考え方を身につける
ということです。
必要以上の期待や、自己主張をしないことで、落ち着いた精神状態を保つことが出来るようになります。
なぜ?どうして?ではなく、今できる事に目を向けて、相手との関係を育んでいけるベストを尽くしていきましょう!
相手を理解してもっといい関係を築けるように「「ケンカが多い私たちはもう終わりですか」の鑑定内容」も一緒に読んでよりいい関係を手に入れましょう!
以上、「会話にならない時に相手が聞いてくれる話し出し方」でした。