金武宮と金武観音寺のパワースポットの効果とは?

ピース

神社やお寺の話って難しくない?

ラブ

確かにね~

でも仕方ないでしょ!歴史の話は難しいもんでしょ(^^;)

ピース

ラッキさん!この前行ってきた【金武宮】と【金武観音寺】の話をピースにもわかるように教えて!

OK!せっかくの意見だし、できる限り分かり易く話してみようね。

沖縄のパワースポットの琉球八社【金武宮】と【金武観音寺】の違いから話していきましょう。

目次をcheck

金武観音寺と金武宮の入り口

沖縄のパワースポット「金武観音寺」

金武観音寺と金武宮の入り口は一緒です。

でも入り口に「観音寺」と書かれてるので「あれ?琉球八社なのにお寺?」と思う人もいると思いますが、同じ敷地内にお寺と神社があると思ってもらえればOKです。

琉球八社というくらいですから、金武宮は神社に当たります。

金武観音寺は、お寺ということになります。

金武宮と観音寺が一緒にある理由を説明するには、歴史的な話をしなくてはいけないのですが、分かり易く!がこの記事のテーマ!

まずは、神社とお寺の特徴をお話します。

神社とお寺

神社と神道

日本は昔から自然崇拝の国でした。

人の力でコントロールできなかった自然を【神】と呼び、信仰の対象にしてきました。

その神を信仰する宗教の種類を【神道】とよび、崇拝する本尊は剣・鏡・勾玉・洞窟・山などのご神体。

沖縄のパワースポットであり、以前ご紹介した普天間宮も鍾乳洞がありますね。

八百万神(やおろずのかみ)といって、日本には多くの神様がいて、その神様を祭る信仰こそが神道なのです。

八百万神とは、数字の800万ではなく、たくさんの神様という意味です。

神社で働く人を神職といい、長を宮司と呼びます。

鳥居があるのは神社です。

※神社でも鳥居がない場合もあります

仏教とお寺

インド発祥の宗教で、日本に仏教が伝来したのは6世紀ごろとされています。

金武観音寺は、日秀上人というお坊さんが金武に漂流して流れ着き、金武の鍾乳洞を中心に仏教を広め、建造されたとされています。

仏教は仏陀(ぶっだ)を崇拝します。

仏陀とは、個人を指す言葉ではなく「悟りを開いた者」を指すそうです。

お寺にある御本尊は様々です。

崇拝する本尊は、如来・菩薩・明王・天などの4種類の仏像になります。

お寺で働く人を僧侶(そうりょ)といい、長を住職(じゅうしょく)と言います。

神社とお寺が一緒になってるのは何故?

幕末以前は、この2つを明確に分ける考えは一般的に浸透していませんでした。

つまり、神社とお寺は混じり合っていて「神仏習合時代」と呼ばれていました。

日本の神社の神様は、仏さまが姿を変えこの世にあらわれたという考えが浸透して広がったそうです。

幕末以降に、神道と仏教をハッキリさせる流れになり、神道が日本の宗教とされました。

その時の名残で、お寺と神社が一緒になっている場所も多く残っています。

金武観音寺

沖縄のパワースポット「金武観音寺」と「金武宮」

先程の金武観音寺の入り口を入り、写真の左手前に見えるのは推定樹齢350年と言われるフクギの木です。

沖縄各地にフクギの木は沢山ありますが、これほどのフクギの木はそうありません。

このフクギの木も、間違いなくパワースポットと言えるでしょう。

ちなみに木の太さは円周2.8m、樹高12mあるそうです・・・もっとでかく見えるな

その先には2体のお地蔵さまがあります。

一体は子供を抱えているお地蔵様で、もう一体は足元に奇岩が置いてありました。

沖縄のパワースポット「金武観音寺」と「金武宮」
沖縄のパワースポット「金武観音寺」と「金武宮」

お地蔵様に手を合わせて、先に進むと金武観音寺が見えてきます。

足の不自由な方やご年配の方は、別ルートから次の写真の右側に駐車スペースが用意されているそうです。

沖縄のパワースポット「金武観音寺」と「金武宮」

沖縄は戦争でほとんどの神社が戦火に巻き込まれ焼失したそうです。

金武観音寺は戦火を免れた数少ない神社です。

現在の建物は昭和17年に再建されたものとの事ですので、2020年現在では築78年ということになります。

昔の建築様式で建てられた木造建築です。

木造建築って長持ちですよね~

御本尊様にお参りに行くと「んっ?」・・・お寺なのにおみくじが置いてある!

おみくじって神社じゃないのか?

先ほどお話した神仏習合時代の影響なのか、それともなんとなく置いたのか・・・

せっかくだからおみくじ引いてみよう!と思ったら

えぇぇ!
おみくじの値段が20円!!

ちょっと大丈夫か?と不安になっちゃいました(^^;)

ちなみに小吉でした(^^)

あっ、もちろん御本尊様にも手を合わせました。

金武観音寺には3体のご本尊様が祭られています。

沖縄のパワースポット「金武観音寺」と「金武宮」

御本尊は左から、阿弥陀如来→聖観音菩薩→薬師如来になります。

ご利益もそれぞれ違います。

金武観音寺のご利益

聖観音菩薩のご利益

聖観音菩薩は、様々な姿になり全ての人を救済してくれるというご利益があります。

困った時の神頼み!って聖観音菩薩から広がったのでしょうか?

阿弥陀如来のご利益

阿弥陀如来は、現世でのご利益ではありません。

死後に極楽浄土に連れて行ってくれるという仏陀なのです。

薬師如来のご利益

薬師如来は、病を治してくれたり、現世での願いをかなえてくれる仏陀です。

阿弥陀如来が死後、薬師如来が現世でのご利益ということになりますね。

この三体は、民衆が平和に暮らし、死後も幸せになれるように、それぞれの役目を背負っているそうです。

さて、いよいよ琉球八社の一つ【金武宮】のご紹介になります。

聖地日秀洞|琉球八社の一つ【金武宮】

聖地・日秀洞(にっしゅうどう)内に金武宮があります。

日秀洞は深さ30メートル・全長270メートルの鍾乳洞です。

拝観時間はam7:00~pm16:00ですのでお気を付けくださいませ。

入り口はこんな感じです。

聖地日秀洞と琉球八社の金武宮
聖地日秀洞と琉球八社の金武宮

会談はかなり急こう配です。

手すりがあるので足元に気を付けながら降りられます。

数メートル階段を下っていくと薄暗くなると同時に空気が変わります。

10メートルちょっと下っていくと、聖地日秀洞の中にある琉球八社【金武宮】があります。

そして、いよいよ到着です!

聖地日秀洞と琉球八社の金武宮

この日秀洞は、防空ごうとして使われたそうです。

多くの人たちの心のよりどころになっていたことでしょう。

手を合わせると、願い事が浮かびませんでした。

願い事ではなく、感謝に近い気持ちで手を合わせます。

金武宮のご利益は、先ほどご紹介した聖観音菩薩そのものな気がします。

日秀上人(お坊さん)は、この鍾乳洞をみて、聖観音菩薩をご本尊にしたのかもしれませんね。

でも金武の友達に話を聞くと「一番地下にある配所が金武宮だよ~」ともききました。

ってことは、祠を金武宮と考えるより、鍾乳洞全体を金武宮ととらえたほうがシックリきますね(^^)

琉球八社の金武宮と布袋様
琉球八社金武宮と鍾乳洞の奥

お参りを済ませ、さらに階段を数段降りると、ムッチャいい笑顔の布袋様があったり、鍾乳洞の一番下に降りると、また拝所があったり。

現在は、5~60m行ったところで鉄格子があり、奥に進めません。

奥にはシマー(泡盛)の貯蔵庫として使われているカナリ広い広間があるそうです。

見学ツアーもあるらしいのですが、今回は日秀洞(鍾乳洞)と金武宮で大満足でした。

金武宮のある鍾乳洞は見どころは沢山あるのですが、現地に行ったときにご自身の目で確かめて頂きたいと思います。

子宝や恋愛パワースポット?

某番組や一部のメディアで間違った情報が広がり、金武宮に子宝鍾乳石がある!とか、恋愛パワースポットだ!とか広がったようですが、一切そのような事実はありません!との事でした。

残念ながら恋愛パワースポットと子宝鍾乳石の情報はデマでした(^^;)

もう一つのパワースポット

日秀洞の一番奥まで行き、帰るときに金武宮の祠から階段を上がると、とても神秘的な光景が目に入ってきました。

暗く、厳かな鍾乳洞の奥から階段を上がり、空気が変わるときの出口を見た景色がコレです。

聖地日秀洞と琉球八社の金武宮

パワースポットには大きく分けて2種類あります。

  • その場所そのものがパワースポットの場合
  • 見る位置でパワースポットになる場合

この写真の場所に立った時に、とても気持ちが晴れやかになりました。

ぜひ皆様もご覧になってくださいね~

その他の沖縄パワースポット

沖縄各地のパワースポットに、実際に足を運び、どんなパワースポットだったかをご紹介しています。

良かったらご覧くださいませ。

観音寺・金武宮情報

よかったらシェアしてね!
目次をcheck